パソコンにおけるアップルの浮沈は既に歴史の一部であり、現在のネットユーザ及びアップルユーザに等しく体験として共有されているわけではないと思うので、引用でおさらい。
「一九八〇年代半ばから後半にかけて、同社のマッキントッシュはパソコン業界で技術的に傑出した製品になっていた。しかし、アップルコンピュータは、マッキントッシュの主な優位性がハードとソフトのパッケージではなく、OSにあることを自覚していなかった。その結果、同社はその傑出したOSを低品質のハードウェアと一括して垂直/統合構造に組み込んでしまったのだ。(中略)結局、マッキントッシュOSはハードウェアが足かせとなり、モジュール化の進展とパソコン市場の競争激化に対応できなかったのである。」
チャールズ・ファイン 小幡照雄訳「サプライチェーン・デザイン」日経BP 1999, P74
0 件のコメント:
コメントを投稿